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2010年 12月 25日
12月6日より東京、placeMミニギャラリーで清水チアキ写真展『川肌はひたひたと、シーツの灰色の染みを残す』の開催と同時に、4日〜10日まで蔵前にあるギャラリーカワウソでも清水氏の個展が開催されました。 カワウソでの個展タイトル『鍋の底の山脈』は、作家の日常の体験から付けられました。 「雨の音で目が覚めて、喉がひどく渇いていたので台所に水を飲みにいくと、ふと鍋が目についた。なんとなくその鍋の蓋を持ち上げると、2日前の煮物が山脈に見え、そこには風景が広がっていた」と彼女は話します。 ふと目にした何気ないものが異質なものに見えることは、誰もが体験したことがあるかもしれません。それは突然の出来事かもしれませんが、決して劇的なものではなく、あくまでも日常の1コマに過ぎないのです。 彼女の作品の被写体となるものもまた、日常の一部。しかし、彼女の視線が捉えた“日常”は、彼女の眼を通して異化され、観客の前に提示されるのです。 詳細はこちら。 また今回の展示にあわせて制作した写真集も発売しています。 内容は、ふたつの写真展「鍋の底の山脈」と「川肌はひたひたと、シーツに灰色の染みを残す」より30枚を抜粋。表紙は、山脈をイメージした作家自身のドローイングをガリ版で刷っています。限定200部の手製本です。 写真集「鍋の底の山脈」 A4カラー32P 本文:オフセット印刷 表紙:ガリ版印刷 三つ目綴じによる手製本 限定200部/3,000円(税込) 詳細は↓のホームページにて。 六月の双生児/清水チアキホームページ ギャラリー・カワウソ 写真家 萬田康文さん
by numero2numero2
| 2010-12-25 12:42
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